去年の5月、レジンの黄変テストサンプルのようなものを作りました。
レジンの種類じゃなくて、
○Mr.スーパークリアーUVカット 光沢 を塗ったもの
○パジコウルトラバーニッシュ を塗ったもの
○そのまま
の比較です。
その時の画像がこれ↓
部屋の隅や、箱の中に置いておき、
思いついた時に日光に当ててみたりしました。
そこもすでに適当なのですが現在はこちら↓
上の写真と比較すると、そこそこ黄色がかっているようにも見えますが・・・
全体的に見ればの話で、
個別に見ると3種類の違いが、正直、良くわかりません。
分からないというか、
なぜピンクのカッティングマットなんかに乗せて
撮影してしまったんだ私。
現在のものは白背景で撮影し直せるけど↓
過去のものはもう撮影できない。
しかも、このサンプルはシリコンのおかずカップで作ったので、
ツヤ消し。それにニス塗ったのと何も塗らないのとでは比較できんやないか。
何も塗らないサンプルも頑張って磨いたんですが、
この程度ではすりガラス状なので白っぽく見えるんです。
特に側面のナミナミ部分が磨けていない。
去年の写真ですでに白っぽいですね。
ウルトラバーニッシュとUVカットスプレーでは、
本当にちょっとした差で、、、、うーん、、、ああ、やっぱわかんない。
検証するならもっと条件を見直さないといけないなぁ。と思っていたのですが、
そんなおり、とても人気があるという
無印のビー玉シリコントレーが再販されたというので購入しました。
裏。ぽこぽこです。
これなら同じ条件でたくさんのものが作れるので、
サンプル制作にはちょうど良いんじゃないかと思い、
今、レジンが4種類手元にあるので、
今回はレジンの種類別のサンプルを作ってみることにしました。
※このテストは、あまり回数をこなしていません。
紙コップで混ぜたり少量ずつ計量することが多いなど
条件も良くありませんでしたので、あまり参考にはなりません。
あくまで、私が数回テストしてみた記録と考えです。
奥、左からデブコンET、クリスタルレジン、右端は某テスト中の某レジン。
手前はプロクリスタル880です。
某テスト中のはちょっと伏せさせていただきます。
これをそれぞれ主剤3g:硬化剤1.5gで4.5gずつ計量して混ぜます。
2液性のレジン、今回は全部混合比2:1ですが、
混合比が2:1じゃないものもあるので要注意です。
ところでこのデブコンET。
最近購入しているショップさんのオリジナルボトル入りです。
コレ、1滴ずつ出せるので非常に使いやすいです。
硬化剤。こちらも1滴ずつ出せます。
プチ ママン さん
http://www.a-petite-maman.com/
高透明樹脂 デブコンET300g【*Petite Maman**オリジナルパッケージ】
です。
「京都伏水屋」という会社名で、プチ ママンがサイト名です。
「デブコンETの容器がもっと使い易ければなぁ、」
と思っていたかたは多いと思います。
コレはなかなか快適に使えて、
「レジン流そー」と思ったらすぐ取りかかれるようになりました。
4種類のレジン。見た目はほぼ変わりなく。
こうして見るとどれがどれだか分かりませんが、
カップ側面に付箋貼ってます。
でも本当は、複数のレジンを同時に作業するのは良くないかな。
換気とか、手袋とか、いろいろ、そっち系の問題で。
ビー玉シリコントレーに注いだところ。
硬化にかかる時間は、デブコンET以外は1日程度かな。
デブコンETが一番長くて、6月末で1日半くらいでした。
念のため2日置いておきました。
カメラよりスキャナの方が同じ条件に揃えやすいかな?と思ったので
出来たものをスキャンしました。
コピー用紙に両面テープで貼り、
白いお盆のようなトレイをかぶせてスキャンしてあります。
まず、混ぜた順番に、素直~にトレイに注いだのですが、
それが多分、混ぜてから2~3分程度かと思います。
デブコンETはこれ1回でそれなりの仕上がり↓
ほんの少し、ふちに気泡があります。
クリスタルレジンは、少し気泡が見えます↓
まあ肉眼ではほぼキレイです。
プロクリスタル880がこんなに気泡が出ていました↓
注いだ時は気泡は無かったのに、
時間をおくと、その間に徐々に細かい気泡が発生していきました。
検索してみると、プロクリスタルは粘度が上がるのが速めなので、
混ぜてすぐ型に流した方がよかった、という文章がありました。
○混ぜてすぐ
○混ぜて2~3分
○混ぜて5~6分
○混ぜて10分
○混ぜて20分
で追加してみたのがこちら↓
クリスタルレジンとデブコンETのサンプルがまだありませんが・・・
プロクリスタル880、混ぜてすぐが一番キレイでした。
混ぜてから10分置いたものはかなり気泡が減りましたが、
20分置いたものはまた気泡が増えてしまいました。
それにしても、プロクリスタルの気泡が結構な頻度出てくるし、
こんな未硬化のものも↓
ちょいちょい出来るのです。
これはいろんなレジンで何度か出来ました。
主剤・硬化剤合わせて4.5グラムというのが少なすぎて
混合比のブレを起こしているのかも、
と思い、一度に30グラム作っても未硬化が結構出来ました。
今のところ、もしかしたら型の特徴によるものかもしれない、と思っています。
球体は下に行くほど面積が小さくなるし、
その部分だけ見ればほんの少量混ぜたものと条件が近づくんじゃないか。
多めに作って混ぜても、時間をおくと比重の重いほうが下に集まって、
それと面積の差もあいまって、混合比の差が出来てしまうんじゃないかな??
気泡についても、
球体だと気泡の抜ける方向がこんなふうになるんじゃないか・・・↓
少なくとも、気泡の逃げ道というか口は狭いわけで。
でも、そうすると両面型の場合は
小さな注ぎ口以外は全部型に覆われてるわけなので、
徐々に出てくる微細な気泡が抜けにくいのか?
実際、両面型でやってみた時は
一旦出来た大きな気泡を取るのも大変だったけど↓
そういえば、この時↑はこの気泡をどうやったら上手く抜けるかと焦り、
型ごと真空容器に入れて真空に近づけると↓
余計に気泡が出てきたギャー!!!(|||゚Д゚)
ってこともありました。
アホなことしてましたね。
周りが真空になると、ほとんど見えていなかった微細な気泡が膨らんで、
くっついて、さらに大きくなる。
口が開いた型なら上から抜けるけれど、
こういう抜ける口が小さい型は気泡が抜けずに残りやすいようです。
レジンを温めるとの粘度が下がってサラサラになり気泡が抜けやすい、
型を温めるとさらに良いという話もあるけど
あれってサラサラになるのに加えて 温かい→冷める の間に、
温かい時に見えていた気泡が小さくなってるのもあるのかもしれないなぁ。
ビー玉シリコントレーは型のひとつひとつが近いので、
硬化する時の熱も影響しあうのかもしれない、
というような意見も聞きました。
2液性レジンで硬化不良が起こったのは
これが初めてだしなぁ。
・・・型なのか・・・?
あっ。
黄変テストだったのに違う方向に行ってしまった。
上のサンプルを並べたものを、また1年くらい置いておこうと思います。
結局、まだ気泡・硬化不良・型の検証は進めていません。
検証もしたいけど、制作もしたい。
球体にこだわるような時には、また検証をしてみようと思います。
ではでは、また~ (○・ω・)ノ~