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【手織り】手織り機の綜絖(そうこう)と筬(おさ)を自作する 01


手織りで幅広のマフラーを織り始めまして、

マフラーを織り始める

すごく柔らかい毛糸なので大丈夫のはず・・・

平織り

・・・でも気になる硬さ。

この感覚、
小学生の時に買ってもらった「ておりプチ」でマフラー織って
友達にプレゼントしたら「かたい」と言われた記憶がズリズリ引き出されます。
確か頑張ってイニシャル入れて織ったんだけどな。。。

いや、それはおいといて

柔らかく織り上げる方法のひとつに
「綾織」で織るというのがあるんです。

で、猛烈に綾織がしたくなりました。

クロバー咲きおりは基本的に綾織りは出来ないみたいで、
とりあえず糸綜絖を作ってみたのですが

このフワフワ毛糸でこの密度では糸綜絖が動かない。

マフラーを織り始める

糸綜絖の写真撮るの忘れた。

糸綜絖は扱いづらいなーということで、
何か綜絖にピッタリな素材は無いだろうかと考えながら
名古屋へ向かう途中、
コーヒースタンドで使った「使い捨てマドラー」。

コレいいんじゃないかと言うことでゴソっと購入しました。

使い捨てマドラー

ちょっとね、穴のところの花みたいな形や
スプーン状になってる分の幅が気になるけど。

板に使い捨てマドラーを貼る

板に等間隔で貼っていきます。
クロバー咲きおりの30羽ソウコウの間隔に合わせてあります。
というか40羽以上だとスプーンの部分を削らなくちゃいけないんで、
まずはテストということで。

使い捨てマドラーで作った綜絖

こんな感じ。
「10センチに30羽」で40cm幅だと120本ですが
綾織りなのでタテ糸を4枚の綜絖に分けるので
1枚の綜絖に30本の使い捨てマドラーです。

さらに上からマスキングテープを貼って強化してみました。

4枚の綜絖にタテ糸を通したところ

タテ糸を通すとこんな感じ。
手で支えてないと倒れます。

綜絖の手前にあるのは自作の筬です。

糸綜絖を試してみて分かったのですが、
クロバー咲きおりの「ソウコウ」は筬を兼ねていて、
自分で綜絖を作って入れると
「ヨコ糸通してトントン」の「トントン」が出来ないのですね。

指や爪、クシでヨコ糸を整えることも出来なくはないけど、
やっぱり仕上がりが違ってくるというか
ぶっちゃけ気分が出ない。

ヨコ糸の杼が板杼で、
「シャっ」と投げるタイプじゃないだけでも若干寂しいので
ぜひとも「トントン」だけは残したい。

アイスクリームのスプーン

どん。
コレはアイスクリーム用のスプーンです。

コレをこんなふうに

筬を作る方法その1

両端に穴をあけて
棒を通して
その棒に糸を巻きつける回数で密度を調節
という作り方をするつもりで

穴を開けようとしたんですが

アイスクリームスプーンに穴をあけると

細いルーターから徐々に太いドリルに変えていっても
バキっと割れてしまいます。

アイスクリームのスプーンってめっちゃ硬いのね
カチコチになったアイスとかすくうこともあるしね
なるほどねー

なので、
等間隔になるように薄いものを挟んでボンドで固定してみます。

アイスクリームスプーンをハサミでカット

等間隔・・・同じ厚みの何か小さいもの・・・と考えて、
アイスクリームのスプーン、ハサミで切ってみました。

ボンドで貼っていく

スプーンそのままとカットしたものを交互に1枚ずつ、
ボンドで貼って重ねていきます。

貼ったところ

この方法では間隔の調整が出来ないけど、
まあ筬はキッチリ何cmに何羽、じゃなくてもいいかなと。。。

ニッパーでカット

ハサミだと手が痛くなってきたのでニッパーに変更。

40cm幅まで貼ってボンドで固定

40cm幅まで貼り合わせ、
両端に少しボンドを重ねて強化しました。

上下を木材で固定

上下を薄い板で挟んで、糸を巻いて固定。

出来上がり

出来上がり!

なんだか結構それなりの仕上がりになってビックリです。

最初の織り出しの麻ひもがすでに綾織になってるうれしい

織り始め

ちょっと粗いけどねー。

続きはまた今度~ (○・ω・)ノ~

※この方法は、私が試しにやってみた方法で、
 これが正解であるとか、おすすめであるということではありません。
市販の綜絖や筬を使うほうが、ずっと使いやすく快適だと思います。